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N高の学費は実際いくら?就学支援金後の実質負担額を全コース試算

公開 / 更新 年度更新対象の記事です

N高等学校(以下、N高)の学費は、「就学支援金の先引きが使えるか」「その年に何単位履修するか」「通学コースを足すか」「普通科か普通科ベーシックか」の4つでおおむね決まります。ただし通学コースは2年次以降の学費が公表されておらず、3年間の総額は算出できません。

代表的な2つの実額を先に示します。ネットコースだけで通い、先引きが適用される場合は3年間で211,000円(普通科)。週5コースのリアルキャンパスを選ぶと、初年度だけで1,028,000円です。片方は3年分、もう片方は1年分の金額で、差の中身は通学コースの授業料・施設設備費・入学金・セキュリティーソフト代です。

ただしこの211,000円には、入学検定料5,000円と、在学中1回以上必要な本校スクーリングの交通費・宿泊費、普通科の機器手配特別費用が含まれません。25単位を履修する標準モデルで、就学支援金の所得制限撤廃が続くことが前提の金額です。

この記事では2027年度生徒募集要項と公式サイトの学費情報から、全コースの実額を試算します。通学コースは募集要項が初年度分しか公表していないため、そこまでです。学校そのものの概要はN高等学校とは何かをまとめた記事、転入生に固有の費用はN高の転入にかかる費用をまとめた記事で扱っています。

本記事は第三者メディアによる解説です。記載はすべて2026年8月時点のもので、金額も制度も年度で変わります。出願前に必ず最新の募集要項で確認してください。

全員が払う「単位制・通信制課程の学費」

コースにかかわらず全生徒が共通で負担するのが「単位制・通信制課程の学費」です。固定費が3つと、履修単位数で動く授業料で構成されます。

費目と単価

2027年度生徒募集要項によると、内訳は次のとおりです。

費目普通科普通科ベーシック
入学金10,000円10,000円
教育関連諸費13,000円13,000円
施設設備費50,000円50,000円
授業料1単位あたり12,000円×履修単位数1単位あたり7,200円×履修単位数

同要項では25単位を履修した場合の例が示されています。普通科は12,000円×25単位=300,000円、普通科ベーシックは7,200円×25単位=180,000円です。

履修単位数が1単位変わると授業料はいくら動くか

授業料は単価×履修単位数なので、普通科なら1単位あたり12,000円、普通科ベーシックなら7,200円が増減します。

就学支援金には後述の3つの上限があります。この範囲内なら授業料は支援金でまかなわれますが、上限を超えて履修した分は全額が自己負担になります。標準履修モデル(3年で75単位)でも通算74単位の上限を1単位超えるため、後述するとおり3年次に12,000円(ベーシックは7,200円)の自己負担が生じます。

普通科ベーシックは安いが、履修できない科目とレポート量に差がある

1単位あたり4,800円の差があるため、ベーシックのほうが安く見えます。ただし条件が違います。

募集要項の教育課程表によると、ベーシックでは選択できない科目があります。「Global Communication I」「Global Communication II」「アカデミック・エッセイ実践」「ビジネス学総合探究」の4科目です。普通科の生徒のみが履修できる科目や参加できるワークショップがあるとの注記もあります。

一方、普通科を選択するとVR機器が貸与され、卒業時に無償で譲渡されます。ただし機器の種類によって機器手配特別費用が発生するとの注記があり、この金額は公表されていません。

学習量にも差があります。当サイトが募集要項の科目別レポート回数を集計したところ、3年間のレポート回数はベーシックのほうが16回多くなります(募集要項に合計値の記載はありません)。安いほうが学習量まで軽いとは限りません。詳しくはN高に転入した後のレポートとスクーリングをまとめた記事で扱っています。

なお普通科とベーシックの変更は、各所属期(4月・7月・10月・1月に始まる学習期間の区切り)の開始月のみ可能で、指定期日までの申請が必要と案内されています。

ネットコースだけで通う場合の実額

ネットコースは登校日数が少なく、費用が最も抑えられる選択肢です。就学支援金の先引きが適用される場合、3年間の実質負担は普通科で211,000円です。

年間学費モデル

募集要項に掲載されている普通科の年間学費モデルです。文部科学省が実施している「就学支援金における所得制限撤廃」を前提としたモデルだと明記されています。

年次先引き適用あり先引き適用なし
1年次73,000円(入学金10,000円+教育関連諸費13,000円+施設設備費50,000円)373,000円(73,000円+授業料25単位分300,000円)
2年次63,000円(教育関連諸費13,000円+施設設備費50,000円)363,000円
3年次63,000円363,000円
3年間の実質負担額199,000円1,099,000円

普通科ベーシックは履修単位数が年次で変わるため、先引き適用なしの金額も年次ごとに異なります。

年次先引き適用あり先引き適用なし
1年次73,000円253,000円(授業料25単位分180,000円を含む)
2年次63,000円250,200円(授業料26単位分187,200円を含む)
3年次63,000円235,800円(授業料24単位分172,800円を含む)
3年間の実質負担額199,000円739,000円

この2つの表の「3年間の実質負担額」199,000円は、実態より12,000円(普通科ベーシックは7,200円)低い数字です。 理由は次で説明します。

なおこの2表には、募集要項に税込・税別の明記がありません(税込みと明記されているのは後述の通学コースの表です)。先引き適用なしの列は学校に納める総額で、就学支援金は後から支給されるため、家庭の最終的な負担額ではありません。

3年間の総額は公式サイトの2か所で金額が違う

上の表は募集要項の数字ですが、N高グループの就学支援金の案内に掲載されている3年間学費モデル(いずれも先引き適用あり)は3年次の金額が異なります。

学び方募集要項の3年間合計就学支援金の案内の3年間合計
普通科199,000円211,000円12,000円
普通科ベーシック199,000円206,200円7,200円

就学支援金の案内では普通科の3年次を75,000円としており、次の注記が添えられています。

3年次の授業料1単位分は就学支援金対象外となるため1次請求時に請求となります。 出典:就学支援金の案内

1次請求とは、先引き後の金額で案内される最初の請求のことです。3年次だけ高い理由は、履修単位数にあります。標準履修モデルの合計は3年間で75単位ですが、就学支援金の支給上限は74単位までです。この1単位分(普通科12,000円、ベーシック7,200円)が対象から外れ、自己負担になります。

より実態に近いのは就学支援金の案内の数字です。 3年間の実質負担額は普通科211,000円、ベーシック206,200円と見ておくのが安全です。

就学支援金の案内のページには適用年度の明記がありませんが、先引き適用ありのモデルは3年次以外が、先引き適用なしの普通科は全年次が募集要項と一致するため、同じ年度のモデルとして扱っています。ただし先引き適用なしの普通科ベーシックだけは、両者の計算方法が違います。募集要項が標準履修モデルの単位数(25・26・24)で計算するのに対し、就学支援金の案内は全学年を25単位分(180,000円)で計算しているためです。その結果、2年次・3年次の金額が食い違います(3年間合計はどちらも739,000円)。年度違いではなく、履修単位数の置き方の違いです。

通学コースを足した場合の実額

週5・週3・週1+コースを希望する場合は、上記に加えて各コースの学費が必要です。初年度の合計は280,000円から1,028,000円まで、選ぶ組み合わせで3.7倍の開きがあります。

6パターンの初年度合計

通学先は「リアルキャンパス」と「オンラインキャンパス」から選びます。リアルキャンパスは全国各地のキャンパスに実際に通う形式、オンラインキャンパスは通わずに同じカリキュラムを受ける形式です。

費目週5リアルキャンパス週5オンラインキャンパス週3リアルキャンパス週3オンラインキャンパス週1+リアルキャンパス週1+オンラインキャンパス
入学金100,000円22,000円100,000円22,000円50,000円22,000円
授業料600,000円600,000円440,000円456,000円160,000円180,000円
施設設備費250,000円なし185,000円なし80,000円なし
セキュリティーソフト代5,000円5,000円5,000円5,000円5,000円5,000円
単位制・通信制課程の学費73,000円73,000円73,000円73,000円73,000円73,000円
入学初年度の年間合計1,028,000円700,000円803,000円556,000円368,000円280,000円

出典:N高等学校・S高等学校・R高等学校 2027年度生徒募集要項 P.3。表の「単位制・通信制課程の学費」73,000円は先引きを適用した金額で、合計はいずれも税込みです。

リアルキャンパスとオンラインキャンパスの差は、主に施設設備費と入学金によるものです。ただし週3コースと週1+コースは授業料だけオンラインキャンパスのほうが高く設定されています

通学コースの学費は就学支援金の対象外

募集要項には、週5・週3・週1+コースの学費は就学支援金の対象外だと明記されています。支援金で軽くなるのは「単位制・通信制課程の学費」の授業料部分だけで、通学コース分は全額が家庭の負担です。

1,028,000円に含まれる単位制・通信制課程の学費73,000円が、先引き適用後の金額です。通学コース分は支援金の対象外なので軽くなりません。

通学コースはMacBook Airの購入が別途必要

募集要項には、週5・週3・週1+コースへ入学する場合は学習ツールとして「MacBook Air」(約16万円)の購入が必要と記載されています。初年度は学費に加えてこの費用が発生します。

ネットコースにMacBook Airの指定はありません。募集要項には、パソコン・スマートフォン・タブレットを活用した学校生活を送れると注記されています(授業によってはパソコンが必要になる場合がある点は後述します)。

2年次以降の通学コース学費は公表されていない

表の名称が「入学初年度の年間合計」であるとおり、募集要項が公表しているのは初年度の金額だけです。2年次・3年次の通学コース学費は同要項のどこにも記載がありません。

つまり通学コースについては、この記事も含めて3年間の総額を示すことができません。ネットコースの「3年間211,000円」(先引き適用あり)だけを見て判断すると、通学を前提にした場合の総額を大きく読み違えます。通学コースを検討している場合は、2年次以降の学費を資料請求や個別相談で必ず確認してください。

旧コース名で探している場合

「オンライン通学コース」「通学プログラミングコース」「個別指導コース」といった名称は、現在の募集要項では使われていません。2027年度の体系は、ネットコース/週5・週3・週1+コース(リアルキャンパスまたはオンラインキャンパス)/+ONE授業/提携スクールです。

なお「個別指導コース」に近い名称として、+ONE授業のパッケージプランに「個別指導パック」が現存します。コースではなく講座の購入プランなので、性格が異なります。

古い記事や口コミで旧名称の学費を見た場合、現行の金額とは異なる可能性があります。

学費表に出てこない費用

学費表に載らない費用が6つあります。入学検定料、+ONE授業のチケット、スクーリングの交通費・宿泊費、学生寮、提携スクール、そして金額が公表されていない項目です。

入学検定料・受験料

出願時にも費用がかかります。募集要項に記載されている金額は次のとおりです。

コース区分費用
ネットコース5,000円(入学検定料)
ネットコース以外・リアルキャンパス5,000円(入学検定料)+15,000円(受験料)
ネットコース以外・オンラインキャンパス5,000円(入学検定料)+5,000円(受験料)

+ONE授業のチケット

+ONE授業は、チケットを使って学びたい講座を選んで受講する仕組みです。必須ではありません。募集要項に記載されている金額は次のとおりです。

枚数金額(税込み)入学前購入特典入学後購入特典
3枚16,500円+1枚なし
5枚27,500円+2枚なし
10枚55,000円+5枚+1枚
30枚165,000円+16枚+4枚

まとまった講座を受けるパッケージプランもあります。入学前購入価格は、プログラミングマスターズパックがオンライン型93,500円・通学型137,500円、個別指導パックがオンライン型44,000円・通学型55,000円です。いずれも入学後に購入すると価格が上がります。

スクーリングの交通費・宿泊費

N高グループのネットコースのページには、学費に含まれない費用として次が挙げられています。

  • スマートフォンまたはタブレット(選択する授業によってはパソコンが必要になる場合があります)
  • スクーリング参加費用
  • その他検定料などの諸費用

募集要項の注意事項には、本校スクーリングの往復の交通費・宿泊費と、スクーリングや職業体験等での交通費・宿泊費が別途必要と明記されています。金額の目安は公表されていません。

在学中に1回以上、本校スクーリングへの参加が必要です。N高グループはN高のほかにS高等学校(以下、S高)とR高等学校(以下、R高)があり、学校法人概要によると本校の所在地はN高が沖縄県うるま市、S高が茨城県つくば市、R高が群馬県桐生市です。スクーリングの案内によると宿泊日数はN高が4泊5日、S高とR高が3泊4日です。自宅からの距離によって、この費用は大きく変わります。

学生寮

N高グループの週5・週3コースのページによると、学生寮は「1ヵ月あたりの費用47,000円(食事込)〜」で、朝食・夕食つきです。「N高グループおよび提携スクールに在籍している生徒は、所属コースに関わらず、食事付きの学生寮に入居できます」と記載されており、ネットコースの生徒も利用できます。

提携スクール

提携スクールのページによると、バンタン高等部・ASO高等部・EXPG高等学院などで専門的な技術やスキルを学びながら高校卒業資格の取得を目指せます。

N高グループの公式サイトおよび募集要項には、提携スクールの費用の記載がありません。 募集要項の注意事項には「別途費用:週5・週3・週1+コース・提携スクールへの出願は、別途手続きと費用が必要です」と記載されているのみです。各スクールの費用は、それぞれの運営会社の公式サイトで確認してください。

当サイトが公開情報で確認できなかった費用

出願前に確認が必要な項目です。いずれも公式サイトで金額を確認できませんでした。

項目状況
2年次・3年次の通学コース学費募集要項は初年度のみ掲載
提携スクールの費用「別途費用が必要」の記載のみ
休学した場合の学費記載を確認できず
コース変更した場合の学費変更の可否・時期は公表されているが、変更に伴う精算・追加請求の扱いは記載を確認できず
年度途中入学時の按分(月割り)の有無教育関連諸費・施設設備費の扱いに記載を確認できず
特別奨学生の免除額・人数非公表
本校スクーリングの交通費・宿泊費「別途必要」の記載のみ
普通科の機器手配特別費用発生する旨の記載のみ
教科書代の有無公式サイトに「教科書」への言及がなく、発生するかどうかも確認できず

卒業までに手元から出る現金

学費表は年度ごとの金額なので、実際にいつ・いくら払うのかが見えにくくなります。以下は募集要項と就学支援金の案内に公表されている金額を、当サイトが支払い時点の順に並べ直したものです。公式に示された合計ではありません。

ネットコース・普通科・先引き適用ありで、標準履修モデルどおりに進んだ場合です。

時点内容金額
出願時入学検定料5,000円
入学手続き時(1年次)学費73,000円
2年次学費63,000円
3年次学費(授業料1単位分を含む)75,000円
在学中本校スクーリングの交通費・宿泊費/機器手配特別費用金額未公表のため算入不可
合計(公表されている費目のみ)216,000円

※当サイトが公表値を支払い時点順に再構成したものです。

本校スクーリングは在学中に1回以上の参加が必要で、発生が確実な費用です。金額が公表されていないため表には含められませんが、自宅から沖縄・茨城・群馬への往復と宿泊が必要になる点は見込んでおいてください。

週5コースのリアルキャンパスを選ぶ場合、初年度は次のようになります。

時点内容金額
出願時入学検定料5,000円+受験料15,000円20,000円
入学手続き時学費(単位制・通信制課程の学費73,000円を含む)1,028,000円
入学手続き後MacBook Air約160,000円
在学中本校スクーリングの交通費・宿泊費金額未公表のため算入不可
初年度の合計(公表されている費目のみ)約1,208,000円

※当サイトが公表値を支払い時点順に再構成したものです。通学コースの学費(入学金を除く)は、一括のほか前期・後期の2分割納入も選べます。上表は一括納入の場合です。

2年次以降の通学コース学費が公表されていないため、3年間の総額は算出できません。

支払い・返金・改定のルール

単位制・通信制課程の学費は入学前の一括納入のみで、分割も月払いもできません。通学コース分だけ2分割が可能です。返金が認められるのは、教材等の到着から10日以内に辞退した場合の、入学検定料と入学金を除く学費だけです。

分割はできるか、いつ払うか

N高グループのよくある質問には、次のように記載されています。

通信制課程の学費は入学前に一括納入です。週5コース・週3コース・週1+コースの学費(入学金除く)は、一括もしくは前期・後期の2分割納入が可能です。+ONEのチケット購入は購入の都度お支払いが必要です。 出典:N高グループのよくある質問

募集要項の注意事項にも「ネットコース学費は各年次一括納入のみ(分割不可)」と記載されています。募集要項・よくある質問のいずれにも、月払いの案内はありません。

納入期限について、募集要項に具体的な日付の記載はありません。なお公式のよくある質問では、中学3年生の場合、併願か単願かで学費の納入期日が異なるとされています。

返金される条件・されない条件

入学検定料と入学金は理由を問わず返金されません。授業料等は、辞退が早ければ戻ります。

項目扱い
入学検定料・入学金理由を問わず返金不可
授業料等(辞退が早い場合)入学手続き完了後、教材等の到着から10日以内に入学辞退を連絡し「入学辞退届」を提出すれば、入学検定料と入学金を除く学費を返金
授業料等(辞退が遅い場合)教材等の到着日から10日を経過したあとの入学辞退は返金不可

判断の猶予は教材等の到着から10日間です。

なお、普通科でVR機器の貸与を受けている場合、退学・転学するときや普通科からベーシックへ変更するときは、送料を自己負担して返却する必要があります。

学費は在学中に改定される可能性がある

募集要項の注意事項には「在学中に学費等が改定される場合があります」と明記されています。入学時の金額が3年間続くとは限りません。

また就学支援金についても、募集要項は所得制限撤廃を前提としたうえで「政府の方針により制度の内容が変わる可能性があります」と注記しています。

学費を抑える制度

負担を軽くする公式の仕組みは2つです。1つは国の高等学校等就学支援金と、その支給見込額を学校が差し引いて請求する「先引き」。もう1つがN高グループの特別奨学生制度です。教育ローンは制度ではなく借り入れです。

就学支援金(高校無償化)と「先引き」

「高校無償化」と呼ばれている制度は、正式には高等学校等就学支援金です。授業料の一部を国が負担する仕組みで、学校が独自に免除するものではありません。

N高グループの就学支援金の案内によると、支給には3つの上限があります。

  • 高等学校の在籍期間は通算48カ月まで
  • 卒業までに支給される単位数は74単位まで
  • 1年間に支給される単位数は30単位まで

支給時期は所属期の終了月です。申請は学校が取りまとめて代理で行うと案内されていますが、入学後に届く案内に従って手続きをしなければ支給されません。制度の詳細は文部科学省の高校生等への修学支援のページで確認できます。

先引きの適用対象外となる要件には「編入学、転入学の方」が含まれます。転入生・編入生は先引きが使えず、当該年度分を全額納入したうえで後日還付を受ける流れです。 詳しくはN高の転入にかかる費用をまとめた記事で扱っています。

学費が免除される特別奨学生制度(詳細は非公表)

N高グループの特別奨学生の案内には、次のように記載されています。

特別奨学生とは、下記活動において優秀な成績を収めている方で、当校規定に定められた基準により審査を通過した方を指します。 出典:特別奨学生の案内

支援の内容は「本来請求する金額の一部または全部を奨学金等と相殺する形で経済的な支援」とされています。クラスが用意されているのはスポーツ(アスリートクラス)と学業(Class H)の2領域で、それぞれ認定者は全員そのクラスに所属すると記載されています。ただし案内文は「学業・文化・スポーツなど、さまざまな分野で秀でた才能をお持ちの方」としており、文化領域の扱いは公表されていません。

免除される金額や割合、募集人数、対象コースは公表されていません。 応募方法は出願前にN高グループの相談窓口(0120-0252-15)へ連絡することとされ、希望する入学月の1カ月前までに問い合わせるよう案内されています。

学費の免除を目的に情報を探している場合、公開情報だけでは条件が分かりません。学業やスポーツで実績がある場合は、出願前に直接確認するのが確実です。

教育ローン・学費サポートプラン

募集要項では、経済的に就学が困難な場合の選択肢として次が案内されています。

いずれも借り入れであり、利息を含めた総額を返済する義務が生じます。金利・返済期間・審査条件は各社の公式サイトで必ず確認してください。当サイトは金融商品の助言を行うものではありません。

よくある質問

N高の学費は結局いくらですか

ネットコースで就学支援金の先引きが適用される場合、3年間で普通科211,000円、普通科ベーシック206,200円です。これに入学検定料5,000円と、本校スクーリングの交通費・宿泊費が加わります。週5コースのリアルキャンパスを選ぶと初年度だけで1,028,000円です。MacBook Air約160,000円と入学検定料・受験料20,000円を当サイトで足し上げると約1,208,000円になります。

N高の学費は高いですか

比較の対象によります。文部科学省の高校生等への修学支援のページからリンクされている「高等学校等就学支援金・新制度の概要」によると、公立高校の授業料は年額118,800円で、新制度(令和8年度=2026年度から)では所得制限なしで同額が支給されます。授業料の家庭負担は実質的に生じません。N高のネットコースも、先引きが適用されれば授業料の負担はほぼ生じません。つまり差は授業料ではなく、それ以外の固定費にあります。 N高では入学金・施設設備費・教育関連諸費として3年間で199,000円がかかり、これに74単位の上限を超える3年次の授業料1単位分12,000円を加えた211,000円が実質負担額です。公立でも制服・教科書・PTA会費等は別途必要ですが、費目と金額は自治体や学校で異なります。

一方、週5コースのリアルキャンパスは初年度1,028,000円です。文部科学省の私立高等学校等初年度授業料等の調査結果によると、私立高校(全日制)の初年度生徒等納付金の全国平均は780,460円(令和6年度)で、内訳は授業料457,331円・入学料165,898円・施設整備費等157,232円です。

この2つを単純に引き算することはできません。 780,460円は就学支援金を適用する前の納付金である一方、N高の1,028,000円は先引きを適用したあとの金額だからです。同じ「高等学校等就学支援金・新制度の概要」によると、新制度では私立高校に年額457,200円が所得制限なしで支給されます。上の平均授業料457,331円とは別の数値ですが、金額が近いため、私立側は授業料部分がおおむねまかなわれる見込みです。対してN高の通学コース分は就学支援金の対象外です。

支援金適用後で比べると、週5コースのリアルキャンパスは私立の全日制高校より負担が大きくなる可能性が高いと考えられます。ただし調査は令和6年度、N高の金額は2027年度のもので年度が揃わないため、断定はできません。同じN高でもコースで性格が変わるため、「N高の学費」を1つの数字で語ることはできません。

学費は分割払いできますか

単位制・通信制課程の学費は入学前に一括納入で、分割できません。週5・週3・週1+コースの学費(入学金を除く)だけは、一括または前期・後期の2分割納入が可能です。募集要項・よくある質問のいずれにも、月払いの案内はありません。

学費はいつ払いますか

通信制課程の学費は入学前に一括納入です。具体的な納入期限は募集要項に記載がありません。なお公式のよくある質問では、中学3年生の場合、併願か単願かで学費の納入期日が異なるとされています。募集要項には、期日までに入学手続き(電子署名・学費納入・保健調査票の回答)がない場合は入学取り消しになると記載されています。

学費が免除される制度はありますか

特別奨学生制度があり、審査を通過した場合に「本来請求する金額の一部または全部」を奨学金等と相殺する形で支援するとされています。クラスが用意されているのはスポーツと学業の2領域ですが、金額・割合・募集人数・対象コースはいずれも公表されていません。出願前に相談窓口(0120-0252-15)への問い合わせが必要です。

途中でやめたら学費は返ってきますか

募集要項では、入学検定料と入学金は理由を問わず返金されないとされています。学費が返金されるのは、入学手続き完了後、教材等の到着から10日以内に入学辞退を連絡し「入学辞退届」を提出した場合だけです。10日を過ぎると返金されません。

出典

  1. N高等学校・S高等学校・R高等学校 2027年度生徒募集要項(第1版・2026年6月発行)(2026年8月3日取得)
  2. N高等学校・S高等学校・R高等学校 高等学校等就学支援金(2026年8月4日取得)
  3. N高等学校・S高等学校・R高等学校 よくある質問(2026年8月4日取得)
  4. N高等学校・S高等学校・R高等学校 特別奨学生(2026年8月4日取得)
  5. N高等学校・S高等学校・R高等学校 ネットコース(2026年8月3日取得)
  6. N高等学校・S高等学校・R高等学校 週5・週3コース(学生寮を含む)(2026年8月4日取得)
  7. N高等学校・S高等学校・R高等学校 提携スクール(2026年8月4日取得)
  8. N高等学校・S高等学校・R高等学校 スクーリングについて(2026年8月3日取得)
  9. 学校法人角川ドワンゴ学園 学校法人概要(2026年8月3日取得)
  10. 文部科学省 高校生等への修学支援(2026年8月4日取得)
  11. 文部科学省 私立高等学校等初年度授業料等の調査結果(2026年8月4日取得)

学費・出願締切・実績などの数値は、上記の一次情報をもとに記載しています。年度により変更されるため、出願前に必ず最新の募集要項をご確認ください。

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